अग्नि
藤本タツキは天才!
ハロー、ガイズ。我はヒストール、よろしくね。これは『ファイアパンチ』の軽やか神語り。『チェンソーマン』が人気アゲてきたのと、英語勢の根強い『ファイアパンチ』支持と、ジャンプ+の『ファイアパンチ』無料期間で、再びアグニが語られている。
アグニ(अग्नि)はヴェーダから来た神名で、通常は不老不死の炎の神として知られている。なぜ“通常は”と断るかと言えば、アグニは通常の炎ではなく、
幸多き水の子…なが帰還を忘れるべからず、[今は]遠きにありとも、汝は[かつて]ここ[母なる水]にありしがゆえに。━━『リグ・ヴェーダ』アグニの歌3・9・1~2
とあるように水🌊から生まれた炎🔥だからだ。『ファイアパンチ』のアグニもたびたび水中に帰還しては再び出ていく。ヴェーダのアグニは非常に複雑な役割を持ち、その役割の中には雷⚡とサン🌅もある。つまり、サン🌅とサン🌅の能力の雷⚡もまたアグニなのだ。水から生まれた炎🔥でサン🌅で雷⚡、それがアグニだ。
また、アグニは
アグニは心臓を貫く(45話)
心中の憤怒より生ずる矢の射出、それをもって邪術師どもの心臓を貫け。━━ヴェーダ10・87・13
とヴェーダにあり、心臓💘を貫く炎らしい。ヒエッ。この作品は“裏切り者のユダ”のようにわかりやすいものもあれば、ヴェーダや聖書を読んでいない人にはわからない話もある。たとえば64話。
最後だけほんと
サンが裏切り者を処刑する際に語る炎書“二十五章十七節”は、ほとんどデタラメだが、最後の
and they will know that I am the LORD when I lay My vengeance on them.━━Ezekiel 25:17(NASB)
そして我が彼らに復讐する時、彼らは我が主である事を知るだろう。━━エゼキエル書 二十五章十七節