ヒストールのブログ

ここは新葦原中邦

【呪術廻戦133話】夏油が「彼」で「宿儺の器が我ながら」で。

 
 ハロー、ガイズ。
 わたし聖書ヴィヴリア神話ムーソロギアーと五条悟好きのヒストール、よろしくね。
 これは『呪術廻戦』133話語りと五条悟に関する悲惨な考察(´・ω・`)。ネタバレ注意。
 
 
 

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秘されてた事
 
 偽夏油は既に獄門彊ごくもんきょうを持ち去っていた。偽夏油は箱をどこかに預けたか、逃げの算段がついているか、もう五条悟を取り返す事はできない。呪術師サイドは負けた。後は敗戦処理するしかない。過去編65話の示す通りか。

 

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マレーシアにて
 
 冥冥は憂憂と共にマレーシアに逃げていた。冥冥が自身の命と家族を優先し、友人(?)に最新ニュース込みの忠告するのは好感が持てる。二人は無事で良かった。しかし、日本の株、東京の不動産、日本の円は全て無価値になるようだ。『呪術廻戦』は今まで日本の裏側の戦いだったが、日本という表側、国の終わりが描かれる、と。
 

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終わりです
 
  以前、ナナミンが言ってた「終わりです。この国の人間全て」と伏黒恵の「少なくとも日本では人間の時代が終わるかもしれないですね」が起きる。この漫画は肉弾戦が目立つ。が、意識的にこの作品を見ると、
 
・腐った田舎(野薔薇の地元、菜々子と美々子の地元)。
・田舎より悪質な都会の呪霊。
・腐ったミカンのバーゲンセールなクソ呪術界名門。
・ナナミン評「呪術師はクソで、労働はクソ」。
・金持ちのボンボンがいじめの延長で人の母親を殺す状況。
・先生がゴキブリ食わせやタバコの焼き印などのいじめに気づかない状況。
・五条悟が禪院甚爾という呪術を超えた可能性を摘む側。
・五条悟が新しい世界を望む親友を殺す側。
伏黒恵はヒーローになれない。
虎杖悠仁は己を歯車として生きる。
・土地神(産土神うぶすながみ)と殺し合う呪術師。
・森の精霊を森の呪霊として祓う。
・人間側につきそうにない進化天元
・ハロウィンに渋谷に巨大隕石が降ってくる。
・ハロウィンに渋谷の一角が更地になる。
 
など【何もかも絶望的な日本】、絶望的な世界観が濃密に描かれている。この漫画は、日本という国に希望がないように描かれている。呪術師が日本に希望を与える職業やヒーローとして描かれていない。この漫画はキャラ漫画や格闘漫画に見えるが、絶望的な世界観がキャラや格闘に先行している。
 
 わたしは五条悟が好きなのでいままで書かなかった。五条悟は最強だが、人間の希望として描かれていない。いや、五条悟はむしろ無自覚な老害として丶丶丶丶丶丶丶丶丶描かれている節さえある。 
 
・「星漿体せいしょうたい天内あまない理子りこが死んでも怒りで戦わない唯我独尊者」
・「親友の夏油傑の悩みに気づかない者」
・「親友の夏油傑を殺す者」
・「宿儺より漏瑚に冷淡な者」
・「限りなく精霊に近い花御を雑草として祓う者」
・「灰原雄を殺した土地神(産土神うぶすながみ)を殺した者
・「悠仁の〈存在しない記憶〉スキルが見えない者」
・「大事な情報を悠仁に伝えない者」
・「盲目的な者(目隠し)
 

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実は本人も
 
要するに、五条悟は最初から善人や生き残る者として描かれていない。五条悟自身が古い五条家出身で、古い呪術界側について禪院甚爾とうじや夏油傑を殺す「古い側」だ。「新しい世界」を目指す偽夏油からすれば、五条悟は「古い世界の象徴」だ。五条悟は最初から丶丶丶丶丶丶丶丶過去編や0巻を含めて丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶死ぬように描かれている丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶五条悟が元気に復活し、偽夏油や宿儺を倒したら物語にならない。わたしは最強でイケメンでオシャレでグルメでが強い五条悟が大好きなので、こんな考察したくなかった…。おのれ芥見下々!してやられた!たぶん五条悟は死ぬ。嫌だぁ!
 

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👏
 
 さて、それはそれとして頭を切り替え、133話に戻ろう。
 
 

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虎杖悠仁の死刑に賛成派
 
 渋谷の更地化という惨状に東京校先生の日下部篤也くさかべあつやは「虎杖悠仁の死刑に賛成」を語る。心情的にも状況的にも無理ないが、わたしは逆に死刑賛成派(京都学長の楽厳寺嘉伸がくがんじよしのぶ)が死刑反対派に変わると考える。いい話ではなくて、「虎杖悠仁を殺そうとすればより事態が悪化しそうだから殺せない」だ。今、悠仁の中には十五本の指がある。宿儺はその上で漏瑚の提案を断り、悠仁の肉体主導権を奪わなかった。「ニ本しか食べてなかった悠仁」とは状況が違う。「十五本の指を食べた虎杖悠仁」を刺激するのは危険すぎる。宿儺が何を考えてるのか全くわからない。わたしは虎杖悠仁を殺すではなく、宿儺が完全復活(四本腕で)した時にどうするか、という最悪の状況を念頭に対応すべきだと思う。つまり、宿儺が完全復活した場合、東京や京都は壊滅する。まだ日本を守る気でいる呪術師は、東京や京都を捨て、別の大きな拠点を用意しておくべきだ、と。個人的には日本を捨て海外に逃げる方がいい。冥冥のように。わたしは『呪術廻戦』で東京と京都が壊滅し、日本が国の体裁を保てないと考える。天元が進化し、人間の敵になるとも考える。この漫画はたぶん、日本や東京や京都が崩壊した後、国が建て直されないまま小さなコミュニティの希望が描かれて終わる。今の最終回予想の一つはそんなところだ。
 

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哀れな張相
 
 張相はひどい事になっている。どうやら「存在しない記憶」は永続的な上に悪化するらしい。張相は悠仁を守って死にそうな気配すら匂わせている。「俺は何だ?」って、これ、記憶だけでなく人格や魂まで作り変えられてるだろ!誰だ、無自覚なまま張相にこんなひどい事した外道は!?おっと、それは主役の悠仁だった!外道め…!
 

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むごい
 
 見てくれ。「存在しない記憶」追加だ。張相は泣いてるし、死んだ弟がボール持って悠仁と遊んでるし、現在と過去が混濁してるし。やはり悠仁は外道…!いや、たぶん悠仁はこうなるように造られた丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶
 
 

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偽夏油が言う“彼”
 
 偽夏油は、もうバレてもいいからか、夏油を「彼」と呼ぶ。
 

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偽夏油が言う“我”
 
 偽夏油は自らの呪霊攻撃に耐える悠仁に「我ながら流石」「宿儺の器タフだね」と言う。つまり、偽夏油が悠仁を「宿儺の器」として作ったか、改造したらしい。
 

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偽夏油が言う“世界”

 モンスターボール化した真人はさておき、偽夏油の言う「これからの世界」とは何だろう?今のところ、「五条悟を邪魔とする世界」「日本の株、東京の不動産、日本の円は全て無価値になる世界」らしい。偽夏油はこの身体では宿儺や五条悟ほど強くない(?)ようだが、余裕があるので宿儺が復活しても大丈夫な世界らしい。偽夏油は「世界」とは言うが「国」とは言わない。変化の規模は日本国に限らず地球レベルかもしれない。呪霊や呪術が世界に報道され、表沙汰になった場合、まず日本列島は世界中から呪霊や呪詛師が集まる無法地帯と化しそうだが「世界」とは…?偽夏油は、呪術や呪霊が表沙汰になった世界の発展を見たいのかもしれない。わたしは以前、夏油の「新しい世界」は呪力のさらに先、悠仁のスキルや禪院甚爾とうじのように呪力なき新パワーの世界と考察した。それには千年ほどかかるらしい…?わたしは偽夏油が言う「これからの世界」が気になって、真人はあまり気にならない。呪術師は負けた。五条悟は取り戻せない。これから、どうなるんだろう?
 
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追記(2020年12月22日)
 五条悟死ぬ考察に特化した記事。悲しみ。

 

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