マキマが語る「コーヒーの悪魔」と「車の悪魔」
ハロー、ガイズ。
我は聖書と神話とコーヒー☕好きのヒストール、よろしくね。
これは『チェンソーマン』のマキマが「車の悪魔」を支配していた考察とパワー無罪。本誌89話ネタバレ注意。11巻用のネタなのにもうガマンできない!
「扱いやすく」「愚か」
89話はマキマが「支配の悪魔」として本領を発揮した。マキマが普通に戦えば、チェンソーマンに勝てない。支配の悪魔は、チェンソーマンに勝つために群衆心理の「扱いやすく」「愚か」な面を利用した。
三人とも「車」
この三人ともマキマに記憶を操られてる。三人とも「車」絡みで、二人は「電車」「パーキングエリア」と言わされてる。男性が誰か気づけば、男性の記憶がおかしい事にも気づける。しかし、女性と少女の記憶のおかしさはわかりにくい。これはマキマが「チェンソーマンはヒーロー」の演出をするためのインタビューで、真実の記憶は必要ない。一人ずつ解説しよう。
パーキングエリアと森
少女「パーキングエリアで私を助けてくれたよ!
少女はパーキングエリアではなく森で助けられた。
素顔のヒーロー
少女「パーキングエリアで私を助けてくれたよ!頭のチェンソーでね!」
デンジは頭だけでなく両腕のチェンソーで筋肉の悪魔を倒し、少女を助けた。少女はデンジの素顔を見ている。チェンソーマンの「謎のヒーロー性」「神秘性」に素顔と正体は邪魔だ。…と言うわけでマキマは少女の記憶を改ざんした。主よ、マキマをゆるして。
電車の真実
女性「電車で私を助けてくれたの!」
電車の女性は少し気を失い、反射的に起き上がると、そこは頭と両腕からチェンソー生やした悪魔の腕の中だった。その悪魔の腕が斬られ、その悪魔が「ギャ!」と叫んだ。女性は恐ろしくて逃げた。ドラマチックに「チェンソーマンが“私を助けてくれた”」わけじゃない。…と言うわけでマキマは女性の記憶を改ざんした。主よ、マキマをゆるして。
不幸な自動車男の真実
自動車男「でっけえコウモリから守ってくれたんだ!」
髪の量と色がハロウィンで減ってるので気づきにくい。彼は「男の命なんざ知るかって…!悪魔が俺ごと車を投げたんだ!」の人。彼はチェンソーマンに守られてない。
ハロウィンされた自動車男
自動車男は二度目の登場も自動車男だった。彼の乗る自動車はクァンシ一行の自動車に追突され、彼は宇宙の悪魔コスモから軽いハロウィンを食らい、「ハロウィン」連呼するハメに。彼が白髪化し髪が抜けたのはハロウィンのせいだ。主よ、彼を哀れんで。
三度出てくる
不幸な自動車男を並べると同一人物とわかる。彼は不幸が重なった末に、マキマに記憶を改ざんされた。主よ、マキマをゆるして。
よく見ると「車」と「電車」
マキマは江ノ島旅行が延期になったとき、「公安で報道規制をかけてたけど今回はダメだった」と言っていた。「嘘つき(岸辺)」。この報道は「チェンソーマンのヒーロー化」に必要なマキマの計画。テレビは「自分の車を投げ飛ばされた…」と報道し、パワーは「電車でデンジが戦っておる」と言う。
コーヒーと車
自動車で印象的なのはコベニカー事件。しかしこの事故は不審な点が山のようにある。たとえば、事故現場はなぜか「樹屋珈琲」と「自動車」が揃う。冒頭画像で示したようにマキマは「コーヒーの悪魔」と「車の悪魔」を語った。
鳥たちその1
天童、黒瀬、スバルの死体を処理するアメリカのデビルハンターズ。上空にマキマの耳なる鳥たちが飛んでいる。
鳥たちその2
ニセ黒瀬が現れる直前、マキマの耳なる鳥たちが上空に飛んでいる。
マキマのテリトリー
マキマの支配圏「自動車」に乗って現れるニセ黒瀬。ニセ黒瀬の独り言「馬鹿二人…公安手帳出す前から信じんなや」はマキマに聞かれてる。
伝言(死の警告)
ニセ黒瀬の事はマキマに伝わり、マキマから直にニセ黒瀬への伝言が…! さて、マキマは「黒瀬たちが殺されていると知っている」「ニセ黒瀬の独り言を聞いている」。この現場近くで人形を倒してるマキマは「何かをする」か。
ガッ
轢くわー。マジ轢くわー。
気になる話
そう言えば、天童と黒瀬は自動車に乗り、マキマについて「話しときたい事あるんです」とマキマに不信感を抱いてる様子だった。
変な車線
天童たちの自動車は、事故前に「反対車線」を走り、トゲトゲでのパンク時は「真ん中」を走っている。この自動車はマキマに操られてる。
奇妙な後輪
自動車は林側に突っ込み、後部車輪はトゲトゲが原因でなさそうなタテ割れを起こしてる。マキマが自動車を操ったかを脇に置くとしても、天童や黒瀬やスバルがマキマに不信感を抱くなら、三人とも殺された方がマキマに都合が良い。
イカれた無線
また、アキが天使、負傷したデンジとビームを乗せた自動車でレゼから逃げてるとき、なぜか「無線イカれてやがる!」。マキマはここで「チェンソーマンはヒーロー」演出をしたいので、デンジに危機が訪れる必要がある。
○なぜかみんな「車」絡み
・「コーヒーの悪魔」「車の悪魔」「チェンソーの悪魔」を語る初期マキマ。
・パーキングエリア━━後のインタビューでチェンソーマンに森で助けられた少女が再登場。
・電車内でのバトル━━テレビ報道で「自分の車を投げ飛ばされた」、パワーの「電車」発言。後のインタビューでチェンソーマンから逃げた女性が再登場。
・不幸な男性━━「自動車ごとデンジに投げられる」「クァンシたちに自動車をぶつけられる」。後のインタビューで白髪化と減毛しつつ再登場。
・無線がイカれた自動車━━ヒーローに窮地はつきもの(演出)。
・マキマに不信感を抱く京都組━━自動車事故とアメリカのデビルハンターズの銃撃で死亡。
・「皮の悪魔」使い長男━━コベニカーによって死亡。
パワーの真実
パワーはデンジを「盗んだ車で轢き殺して」いなかった。元気ないパワーの「そんな事しとらあん…!」は真実だった。マキマが「車の悪魔」を使い、長男とデンジを轢き殺した(自動車男を投げたデンジの罪滅ぼし入り)。「車の悪魔」はコベニカーを動かせるのと、悪魔マキマに支配されてる悪魔と見て間違いない。これはたまに出てくるタイトル「○○・□□・チェンソー」を全て並べて考察するとよりハッキリする。それはまた別記事で。
マキマのモデル弁天(弁財天)
タツキ本人のインタビューによればマキマのモデルは『有頂天家族』の弁天。弁天とは弁財天(सरस्वती)。江の島の弁財天は「車輪」を持ち、多様な武器を持ち、蛇🐍を頭に乗せる。弁財天で考察すると長〜い考察になるので今回はこの辺で!
読んでくれた人たちにサンクス!
スター押し、ブクマ、コメント、リツイート、翻訳などをやってくれるとヒストールのやる気と記事が増えるよ!(人∀・)タノム
コベニカー特化記事。
tenfingers.hatenablog.com
蛇🐍なる父の話。