ヒストールのブログ

弁護士バッジは「秤⚖」

【チェンソーマン】日本人が知らない「ナチス」と「1884年」(前編)

 

      戦争は平和なり

      自由は隷従なり

      無知は力なり

  

 ハロー、ガイズ。
 わたしは正義と悪女の味方ヒストール、よろしくね。
 これは『チェンソーマン』において、日本の【1884年】こそディストピア小説1984年』のモデルで、日本はナチスを知らない国として描かれている、の前編。後編まで読むと、イングソック(イギリス社会主義)と社会主義でない日本の関係もわかる。『チェンソーマン』のネタバレ注意。原作未読の人は読まないでね!
 
 

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1997年
 
 この漫画は1997年の話だ。それは銃の悪魔が再来する時、1997年9月12日な事、初期デンジが飲み会で自分は16歳と言ってる事からわかる。
 

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13年前
 
 そして、13話。銃の悪魔が出現したのは1997年から13年前。つまり1984だ。実はこの13は漠然とした不吉なナンバーではなく、銃の悪魔の正体に関わる。それは今回語らない。
 

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ナチスユダヤ
 
 『チェンソーマン』の84話丶丶丶、驚愕の真実が明かされた。この回、マキマは支配の悪魔として岸辺に「貴方はナチスユダヤ人に何をしたのか覚えていますか?」と尋ねる。
 

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ナチスを知らない公安
 
 ところが公安の岸辺隊長は「ナチス」という単語を知らない。マキマはその無知に満足げだ。そして、「ナチス」「第二次世界大戦」「核兵器」「エイズ」はかつては存在し、その名の悪魔と同様に恐れられていた━━と過去形だ。「アーノロン症候群」「祖唖」「比尾山大噴火」という謎のワードもある。
 

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𒂊𒉡𒈠𒂊𒇺
 
 真のチェンソーマンは、「食べた悪魔の名前の存在をこの世から消す」という特異な能力を持つ。チェンソーマンは悪魔だが、偽書『天上位階論』の九天使のうち八体の堕天使(?)にひざまずかれるので、元は最上位の熾天使セラフィムより神に近い存在と思われる。チェンソーマンの「名前」に関する能力は天使そのものを上回っているので、聖書や神学に詳しい人ならチェンソーマンの正体を察しやすい。チェンソーマンが「ナチスの悪魔」「第二次世界大戦の悪魔」「核兵器の悪魔」「エイズの悪魔」などを食べて消した。それだけならいい話に聞こえる。

 

 

 
 しかし、マキマはチェンソーマンが「子供の精神を壊すとある星の光」の悪魔すら消したと言うチェンソーマンの力は宇宙にも及ぶ。この世界では太陽が描かれない。早川タイヨウは死ぬ。夜行性のコウモリの悪魔がヒルに飛ぶ。夜行性コウモリの悪魔のガールフレンドはヒルの悪魔。カレンダーは日曜日から始まらない。夏の北海道は雪が積もる。夏のドイツ(?)では暖炉に火を入れ、屋内で防寒着を着てシチューを食べる。パワーは日本でシロクマや大型クマを倒してニャーコに出会う。アサヒビールやサントリービールはもう存在しない。闇の悪魔は5分で120万人を殺せる銃の悪魔よりずっとずっとヤバい。宇宙の悪魔コスモの知識は闇の悪魔が与える知識をはるかに上回る太陽に異常事態が起き、地球が冷え、宇宙の闇が深まっている。マキマはそのチェンソーマンを支配し世界を変えようとしている。日本を除く世界各国は、マキマのチェンソーマン支配による【最悪の平和】を止めようとしていた。
 

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最悪の平和
 
 アメリカのプレジデントはこう言っていた。
 
時が来てしまったようだ」
…マキマを殺さなれば人類に最悪の平和が訪れてしまう
他の国はあきらめてしまったようだ
「いや…受け入れたというほうが正しいだろう」
 
これは他の国が「マキマの正体は支配の悪魔」「最悪の平和」「その時期」を知っていて、日本だけ何も知らないという話。「マキマの最悪の平和」をあきらめる・受け入れるは、マキマの正体と目的を知る国しかできないから。
 

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マキマの夢
 
 トーリカの師匠(ドイツのサンタクロース)はマキマとは初対面でも「マキマ、あなたの夢はここで終わり」とマキマの夢を知っていた
 

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何も知らず
 
 師匠はデンジに対して「 何も知らずマキマに尻尾を振る犬」とも言っていた。やっぱり師匠は秩序・正義のいい人だったんだな…。
 

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終焉の日
 
 ドイツ政府からドイツのサンタクロース(代理)への依頼は「声はマキマに聞かれる。終焉しゅうえんの日が来る。マキマを殺せ」のメモつき。ドイツ政府も「マキマ=支配の悪魔」「マキマの夢」「マキマの夢が実現される時期」を知っている。
 
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師匠はとても美しい
 
 ドイツ政府は、デンジがヒルの悪魔と戦った時、不完全な変身かつ右手を失った状態のデンジ写真を入手し、「16歳の少年」を殺すようトーリカの師匠(サンタクロース)依頼している。日本にドイツ関与のスパイがいる。それにしても師匠は美しい…きっと師匠は未成年の少年を殺すし、トーリカを洗脳してるし、闇の悪魔とつながってるけど何の罪もないに違いない。
 

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ソ連から来たレゼ
 
 ソ連の刺客レゼは、デンジにキスしてデンジの舌先を噛みちぎり、デンジののど丶丶と左腕を切って声と変身を封じ、再度優しくデンジにキスして舌を絡め、「痛いね?ごめんね?」ってちゃんとデンジに謝った。レゼはなんて無垢でいい子なんだろう!ソ連やレゼは、マキマの目的にチェンソーマン、チェンソーの心臓が必要と知っているので、レゼは「デンジ君の心臓貰うね?」と可愛く言う。レゼが魅力的なので「いいよ」と返したくなる(*ノノ)
 

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マキマは魔女
 
 男は女に殺されかけても「私が君を好きなのは本当だよ」と言われたら、「えっ、マジ…?」と騙される生き物。レゼはマキマを魔女と呼んでいた。ここはレゼもソ連もマキマが支配の悪魔だとハッキリ知っているぞのシーン。
 

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大きなゴール
 
 この物語は「デンジが銃の悪魔を倒す(マキマに願い事を一つ叶えてもらう」と決め、そこから本格的に始まった。しかし、これはおかしい。デンジが、ではなく日本国がおかしい。
 

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銃の悪魔の真実
 
 なぜなら、「銃の悪魔はすでに倒され拘束されている」からだ。
 

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🇯🇵の皮肉
 
 銃の悪魔の本体(頭部や両腕などを含む20%)はアメリカにあり、ソ連軍が視認した銃の悪魔はすでに意識のない状態だった。だからアメリカやソ連は確実に銃の悪魔の現状を知ってるし、中国もクァンシも知っていたと見るべきだ。
 

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ひどい
 
 いや、銃の悪魔はすでにバラバラで意識がない。
【どこの国でも】国が裏で作った銃を流している
「売り買いしてる人たちは銃の悪魔と契約して手に入れた事にしている
日本以外どこの国でも銃の悪魔の現状を知り、国が裏で銃を作っている。公安のアキの反応は「陰謀論みたいな事…」と世の中を知らない学生のよう。これは、アキ一人の問題ではなく、日本が裏で銃を作っていない事、日本の公安(対テロ組織)が真実を知らないという国の問題。日本国だけおかしい。
 

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おかしい報告
 
 マキマが五人から一人に減った公安上層部への報告シーンもおかしい。マキマの説明は「沢渡アカネが銃の悪魔と契約し銃をヤクザに流しました」。銃を作ってるのは「どこの国でも」で銃の悪魔ではない。つまり沢渡アカネは他国とつながっていた。それを公安上層部が知らないなら、国防なき日本国は終わっている。アメリカやドイツやソ連や中国は、支配の悪魔マキマの最悪の平和に必要な【チェンソーの心臓】を手に入れて、自国や人類を守ろうとした。だからヒストールはレゼや師匠を善女扱いしてるわけで、ヒストールは考えなしに美女たちにたぶらかされていない。それにしてもマキマは美しいな…。
 

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でもマキマが好き
 

Spying on allies for economic advantage is a crucial new assignment for the C.I.A. 
CIAにとって、経済的優位のための同盟国へのスパイは新しい重要な任務となります
━━『The New York Times』October 15, 1995

 

 マキマはアキや天使の記憶を操り、人格の完全支配まで行った。けれどもマキマは「ごめんね、二人共」「こうするしかなかったの」とも言ってる。そして「日本は世界で一番諜報員であふれてる」とも。日本はスパイに対する法律がないという異常なスパイ天国。1991年、アメリカ人(一般人・支配層)の6割は日本を「アメリカの死活的驚異」と見ていた。アメリカはソ連や中国やヨーロッパよりも日本の経済力を敵視していた。1995年10月15日のニューヨーク・タイムズは「CIAの新しい役割━━経済スパイ」の記事(日本・東京での経済スパイ)を載せるほどだった。陰謀論ではなく、USA🇺🇸のプレジデントやCIAやNSAは実際に国防のため、他国へのスパイ活動をすると公言している。それは国防としては当たり前だ。また日本は1990年代後半に国家戦略を考える組織が完全消滅している。日本の外交官試験の合格者たちは、海外留学した際「ロジックやディスカッションの初歩すら知らないので退学になる」ケースがある。日本国民はスパイや外交の話どころか、「話す(エア)」を「空気読んで黙れ」に使い、会話や意見交換や「表現の自由権」を全否定する。そして〈空気〉〈会話〉〈交換〉〈表現〉〈権利〉〈論理〉〈議論〉は日本語ではなく、英語から全文字誤訳・誤用されてる造語だ。記事の「同盟国(allies)」は、日本の漫画やアニメの「仲間」英訳としても使われる。だが世界に「仲間」「仲良し」の価値基準は存在しない。日本の標準語は英語からの誤訳誤用が何千もある。誤字の識字率が高くても誤用が増えるだけ。日本国民は真実を聞いても「全文字誤訳は意訳だし」「誤用じゃなく意味の変化だから」「国民性や民族性の違い」と逃げる。そういう話じゃない。国民や民族という差別用語は世界にない英語誤訳丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶だ。日本の無知と標準語が『1984年』のモデルになった。とは言え、スパイは、編集の林士平つながりでわかることもある。
 

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テンションズ
 
 ジャンプ+のアプリを開くと、たまに『SPY×FAMILY』の画像になる。テンションは、国家間や東西間の「(悪い)緊張」として多用する単語。画像の新聞は「TENSIONSテンションズ O&W, EXACERBATE COLD WAR!(東国オスタニア西国ウェスタリスの【緊張テンションズ】, 冷戦の悪化!) 」とテンションが正しく使われている。そして「WATCH OUT FOR SPIES(スパイに警戒しろ)!」。「テンションあがってきた」「ハイテンション」「スパイへの無関心」はおかしいと遠藤達哉も知っている。藤本タツキ遠藤達哉もいい意味で週刊少年ジャンプ的でない。
 

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無謀
 
 リアルと作中の日本的無知を自覚すれば、岸辺からクァンシへの「マキマを殺す」「協力するなら」「全てを教える」が話にならないとわかる。
 

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他国の知識
 
 マキマは何か(悪魔の能力か)によって「29度目の死亡」「マキマが500キロ先の銃の悪魔視認」を秒で観測丶丶丶丶されている。マキマを殺しても、マキマは内閣総理大臣との契約により、日本国民の命を使って生き返る。マキマは殺せない。マキマやチェンソーマンは地獄に落とされても帰ってくる。アメリカも他の国もこれらの情報はシェアしているはずだ。だから、アメリカはマキマにあらがい、他の国はあきらめた。
 

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生きて。生きて。
 
 日本と他国にこれだけ知識や現状認識の差があるから、クァンシは岸辺に協力しようがない。クァンシは岸辺に2度も「生きる」と言う。いと尊し。この後、二人は初撃以外、互いに利き腕(足)でない方でゆっくり攻撃し、面倒な動きをし、ナイフをパスし合ってる。

 

 

 ヒストールは知的で人の細やかな心情も見えるのに、なぜマキマや師匠やレゼの話になると知性が下がるんだろうというモヤモヤを残したまま、ナユタの本当の意味を解説する後編に続く!

 

 

 

 
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