ヒストールのブログ

日を直すナホビノ

【アメコミ】フォー・トゥモロー 〜救けられないスーパーマン〜

 
Superman: For Tomorrow (Superman (1987-2006)) (English Edition)
 
 
 
 ハロー、ガイズ。
 わたし聖書ヴィヴリア神話ムーソロギアーアメリカンコミック好きのヒストール。
 これはスーパーマンの『For Tomorrow(2004〜2005)』の少し語り。これはイラク戦争(2003〜2011年)中に出た本で、スーパーマンが物憂げで、救けられず、ヒーロー達から孤立してしまう話。最初はスーパーマンがチャーチに降りてきて、チャーチのファーザーレオーネに告白コンフェシャンするところから始まる…チャーチ、罪、スーパーヒーローが弱音を吐く、実にわたし好み。英語なのでまだ読み途中。
 
 イラク戦争中に、「スーパーマンが内戦してる王国に干渉して全武器を破壊したら、逆に紛争が激化し、王国が崩壊して軍事政権になった」という意欲的な描き方。アメリカのコミックやアニメは戦争や法律込みで時事問題をちゃんと入れてヒーローに是非を問う。日本の漫画や仮面ライダーなどは時事問題から全て逃げる。この辺りは漫画はアメコミに完全敗北してる。
 

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ギスギス
 
 印象的なシーンは、スーパーマンバットマンに「君はわたしの友達だが、わたしは君が嫌いだ(You're my friend... but I don't like you.)」と言い始めるところ。オイオイオイオイ!どうしたスーパーマン、でもすっごく面白い!アメリカンコミックはフリーダムだな!
 

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スーパーマンも怪我をする
 
 ワンダーウーマンは孤立して自殺行為をするスーパーマンを殺してでも止めようとしてくれる。優しいなあ(*´∀`) 優しさが殺害につながる男女間の友情はいいな!
 
 スーパーマンが「パーソナルな」話からヒーローたとち孤立して人間らしくなる一方、人間の組織がスーパーマン側の技術を狙い、すでに神々レベルの力を支配していたり、たびたびスーパーマン告白コンフェシャンを受けるファーザーレオーネが色々耐えきれなくなったり、色んな“動き”が図として見やすい。
 
 アメリカ合衆こくという立ち位置、スーパーヒーローの立ち位置から、スーパーマンは被害者で他の誰かが悪い、という逃げ道がない。「救けられないスーパーマン」にも関わらず、最前線の悩みだからか希望を感じられる。日本の漫画だと主人公が平気で被害者ヅラや無関心や無責任を表すからヒーロー性がなく、絶望感がひどい。
 
 『For Tomorrow』は色々な面で日本の漫画よりすごいと思えるところがある一方「この『For Tomorrow』でもタツキの『チェンソーマン』『ファイアパンチ』には敵わないな」とも思う。やっぱりタツキは世界のトップを走ってる。
 
 わたしは他のアメコミ(難しいやつ)も語りたい。わたしKindle Unlimitedでアメコミを読もうかなと思う。けれども、現代日本語に使われてる基本語彙(英語翻訳)がほとんど間違いだらけなので、新訳→新訳の解説→新訳の解説の解説…のなりゆきでコミックを逸脱する。せめてルソーとフランス革命アメリカ独立宣言のエッセンスが入ってるアメコミねぇかな…。