ヒストールのブログ

日を直すナホビノ

【呪術廻戦】宿儺は伏黒恵を「食べちゃいたい」 〜裏梅は人肉料理人〜

 
 カニバリズム!(あいさつ)
 わたし聖書バイブル神話ミスとマキマ好きのヒストール、よろしく。
 これは『呪術廻戦』の宿儺の術式と、宿儺が伏黒恵をどうしたいか考察。すでに嫌な予感がした人はそっと閉じて。
 

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呪いの王
 
 『呪術廻戦』は奇妙な点がある。それは平安時代が関わるのに、安倍晴明の名が出てこないことだ。平安最強の呪術師は両面宿儺で、安倍晴明じゃない。安倍晴明は、渡辺綱が「鬼の右腕を斬る物語」や源頼光頼光四天王による「酒呑童子を退治する物語」に登場する。この考察の前提はこうだ。
 
安倍晴明はいなかった(あるいは弱かった)。
源頼光たちは酒呑童子を退治していない。
渡辺綱は鬼の右腕を斬っていない。  
 
 これはどういうことか?源頼光たちによる酒呑童子退治は、「スサノオ八岐大蛇ヤマタノオロチ退治」の正当化で繰り返しだ。なぜなら、酒呑童子八岐大蛇ヤマタノオロチ(伊吹大明神)の子だから。英雄神(源氏)が大蛇(鬼)を酒で酔わせて殺し、天皇の剣を手に入れる(天皇の剣の正統後継者を抹殺する)。本当は大蛇(鬼)じゃなくて本当の天皇たるべき高貴な人だけど、高貴な人をバケモノと決めつけてブッ殺し、天皇位を正当化する。八岐大蛇ヤマタノオロチ酒呑童子退治は「天皇正しい物語」だ。しかし、作中世界では「源頼光酒呑童子を退治していない」に加えて
 
スサノオ八岐大蛇ヤマタノオロチを退治していない」
「壇ノ浦に沈む前から草薙剣くさなぎのつるぎがない」
 
そんな馬鹿な。じゃあ作中世界の天皇三種の神器って何なんだ。さぁ。それはこの記事の本題じゃない。とにかく、作中世界に安倍晴明がいないし、酒呑童子退治もないし、八岐大蛇ヤマタノオロチ退治もないし、天皇家は最初から草薙剣くさなぎのつるぎを持っていない。そういう考察だ。しかし「八岐大蛇ヤマタノオロチはいた」。
 

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日本書紀は仮想
 
 日本神話のヒントはすでに与えられてる。五条悟は日本書紀』の両面宿儺は仮想の鬼神と言っていた。おそらく神話の八岐大蛇ヤマタノオロチも仮想。
 

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仮想でも
 
 しかし、「実在しなくても共通認識のある畏怖のイメージは強力な呪いとなって顕現しやすい」。
 

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八岐大蛇を知る
 
 つまり、八岐大蛇ヤマタノオロチへの畏れから、平安時代に特級呪霊・八岐大蛇ヤマタノオロチがはじめて顕現した。八岐大蛇ヤマタノオロチは国や京をメチャクチャに荒らし回り、日本は滅びかけた。そんな時、両面宿儺が八岐大蛇ヤマタノオロチを退治し、草薙剣くさなぎのつるぎ」に該当する刃を手に入れた日本を(結果的に)救った偉業ゆえに両面宿儺は真の天皇の如き「呪いの王」と呼ばれるようになった。宿儺は平安時代八岐大蛇ヤマタノオロチを倒してたから魔虚羅を八岐大蛇ヤマタノオロチに近いモノだな」と評した。
 

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解と捌
 
 宿儺はおそらく「調理して食べる」ことで呪術師や呪霊の術式を我が物にできる。呪霊じゅれい操術そうじゅつと違い、呪術師の術式も抽出し、調理によって術式を改造できる。宿儺の術式は「美食」だ。宿儺は呪霊・八岐大蛇ヤマタノオロチを倒して調理して食べた結果、草薙剣くさなぎのつるぎを改造した「ハチ」を手に入れた。ハチ」は「八」、八岐大蛇ヤマタノオロチの八のこと。「解」は「美食」のために元から持っていたと思われる。
 

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「■」「開」
 
 宿儺が「■」「フーガ」と唱えると、炎の矢を使える。これが引っかかった。なぜ箱の中に炎が入っていて、取り出さないと使えないのか。それは、この炎の矢は宿儺の生まれつきの術式ではないから。おそらくは炎の呪霊を食べて得たもの。ただ、それを使う時は常に発火して呪力を消費するため、普段はしまってある。
 

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やってもらわねば
 
 さて、ここまで読んだ人は、もう宿儺の目的がわかったはずだ。宿儺は伏黒恵を調理して食べたい。食べて「十種影法術とくさのかげぼうじゅつ」を我が物にしたい。公式ファンブックでゲゲは宿儺の快感について「食べる事です」と答えている。
 

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うらうめ
 
 公式ファンブックの裏梅紹介から。
 
おいしい料理が作れるという理由で宿儺の隣に立つ事を許された人。
宿儺は人も食います
裏梅は人を調理する才能に秀でていた
 

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ふたたび
 
 宿儺は人を食べる。裏梅はおいしい人肉料理が作れるから宿儺の隣に立てた。ヤバい!伏黒恵が宿儺に食べられちゃう!伏黒恵と宿儺は一つになりゃあいいんだ…。面白い漫画はそこに行き着く!そう言えばわたしが特に好きな作品は何でもカニバリズムだらけ。聖書だって神話だってカニバリズムだし。
 

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ゴヤの名作
 
 わたしローマ神話の好きなシーンは『我が子を食らうサトゥルヌス』だなんて言えないし画像も貼れない。サトゥルヌスはギリシャ神話のクロノス。かつてクロノスは我が子たち、ポセイドンやプルトンを食べた。ゼウスだけが逃れた。
 

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術式の抽出
 
 話を戻そう。おそらく宿儺の「美食」は呪霊じゅれい操術そうじゅつと同じように「術式の精度は取り込んだ時点でその成長を止める」。なので宿儺は伏黒恵が成長するまで待ってる。
 

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熟成待ち


 宿儺が虎杖悠仁の肉体主導権を「必要ない」と退けたのは、自分が表に出たら、伏黒恵が食材として成長しないから。
 

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光と生と肉
  
 宿儺は初登場時に言っている。
 
で感じるに限るな!」
「呪霊のなどつまらん!」
は!はどこだ!!」
  
 これは呪霊の肉ではなく女や子供の肉を食べようとしていたんだね。宿儺が「光」好きなのに「影」の術式を欲しがるのは、食材保存に使うか、もっと壮大なカニバリズム世界のために必要なのか。どの道ロクでもない理由に違いない!羂索が「新しい世界」を目指してるので、宿儺の目的が小さいってことはないはずだ。
 

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宿儺王国
 
 たとえば、宿儺の影の中は生得領域で、人間や呪霊や動物や植物や虫に関わらず、誰もが食べた分だけ相手の能力を得られる宿儺王国(地球サイズ🌏)になってるとか。裏梅が千年も生きていられたのは宿儺王国で食べたものの影響。宿儺が十種影法術とくさのかげぼうじゅつを手に入れたら、その影の中の王国を表に出して地球🌏を飲み込み、混沌とした面白世界にしたい!ゲゲは『BLEACH』大好きなので影の中の帝国、「見えざる帝国ヴァンデンライヒ」をやっちまう気がする。師匠リスペクトから帝国でなく王国で。
 
 とまあ思いつきで書いてみた!
 『呪術廻戦』もカニバリズムでうれしい!裏梅が人肉料理人なのは確実なんで、「宿儺は伏黒恵を食べちゃいたい」「宿儺は伏黒恵の成長を待ってるから肉体主導権が必要ない」は可能性が高い。「見えざる帝国ヴァンデンライヒ」はやるよね。『呪術廻戦』はキャラを自由に動かす作風ではないので、真希のように、宿儺や伏黒恵の運命も初期のセリフや描写から結末を絞れるんじゃないかな。
 本誌の「星と熱」は「サル」「歯車」「電車」で考察ができかかってる。もう少し情報が欲しかったけれどあまり間を開けるのもね。
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