羿焉畢日 烏焉解羽
帝高陽之苗裔兮朕皇考曰伯庸━━『楚辞』屈原
堯命羿仰射十日,中其九日,日中九烏皆死,墮其羽翼━━『楚辞章句』王逸
かつて皆が「朕」を使った。ある時、十の太陽が並び出て草木を焦がした。それで堯が羿に太陽を射よと命じ、九つの太陽が射落とされ、太陽の中にいた九羽のカラスが死んだ。
ハロー、ガイズ。
朕は聖書と神話とポチタ好きのヒストール、よろしく。
これは藤本タツキの短編集は太陽が出ないよ記事。全作品ネタバレ注意!朕は『チェンソーマン』『ルックバック』の記事で太陽が出ないと書いた。しかし、朕は藤本タツキの作品にいつも太陽が出ないと書かなかった。
タイヨウの具合が良くない
『チェンソーマン』13年前の13話。早川タイヨウに元気な時はなく、タイヨウは13なる銃の悪魔に殺される。日本国憲法13条は自由権の条文だが、デンジに人権はない。13話のカレンダーは日曜日から始まらない。北海道やドイツ(?)は夏に積雪する。
生存権否定の宇宙警察
『庭には二羽ニワトリがいた』。日の出を告げるニワトリは偽物で、太陽は出ない。宇宙警察が人権を否定し、裁判なしで処刑する。特撮ヒーローかな?


月と地球🌏
『佐々木くんが銃弾止めた』。太陽は出ない。しかし、月の女神アルテミスの名前、月と地球🌏は出てくる。その後、佐々木くんは闇の悪魔に…。
青春雨雲
『恋は盲目』は青春ラブコメで、いい天気(雨)なので太陽は出ない。夕日なき青春。
カーテンなし
『シカク』は吸血鬼ユゲルがカーテンのない窓際で日光浴してる。殺し屋シカクは自己中でピュアでとっても愛らしい。
満月🌕
『目が覚めたら女の子になっていた病』『予言のナユタ』も太陽は出ない。ナユタは月を背景にして夜の牧場に現れる。背景を見て。朕は『人魚ラプソディ』『妹の姉』は改めて記事を書きたい。
氷河期
『ファイアパンチ』。珍しく太陽が出るものの、地球🌏は氷河期。教養は失われ、氷の魔女のせいで寒いというヨタ話が広まっている。サンと名づけられた少年は頭がおかしくなって死ぬ。
太陽すら喰らう者
「太陽がない」「太陽が死ぬ」はタツキ作品のテーマのようだ。ヒロアカでも太陽すら喰らう者が強い。平和の柱オールマイトは聖書の全能者の化身で、太陽の化身じゃない。巨人ユミルやエルフやドワーフの源━━北欧神話は太陽女神がいないし、最強のフェンリル「月の犬」が太陽を喰らう。
自死(強制)
羿は太陽なるカラスを九羽殺した。『呪術廻戦』の冥冥はカラスに自死を強制させる。羿の妻・嫦娥は羿から不死の薬を盗み、月へ行ってカエル🐸になった。伏黒恵はカゲの術式とカエル🐸と兎🐰を使い、南十字星の星綺羅羅と絡んだ。向日葵🌻のバッジをつけた日車寛見は敵。作品が太陽ではなく、月や星に傾いている。
全部が他人に作られた
関東ニモ此式目ヲヨムト云テ人ノ語ルハ、天照大神ノ名ガ此内ニナイハ、虚言仰ラルヽ神チヤホトニト云也。ソレハ何トナレハ、大己貴神ノ此國ヲ御持アルヲ、色々ノタバカリ事ヲ云テ此國ヲ御取アツタ神チヤト
━━『倭朝論鈔(1536年)』
オーディンやマイティ・ソーやロキ、エルフやドワーフやガンダルフは太陽神を知らないし、神々国や中つ国はブラザーやシスターを兄弟姉妹に分けない。武家法に姉なる太陽神の名はなく、それは天照が虚言神で、中つ国の大己貴神からこの国を乗っ取ったからと解釈された。バカがバカみてえにと暮らしていてると、最後はバカのせいで全部ダメになる。
地球🌏と月面の表紙
月🌕と海の表紙
スポーツのルールは国で変えられない。人が人、国が国であるための生まれながらの平等は、国内で変えられない。作り物のタイヨウは、ブラザーやシスターやステューデントを上下に差別する力はない。人は平等で、西洋に皇帝や大臣や国民という用語は昔からない。日本の日が食べられ、中つ国が国を取り戻す時代が近づいている。