2020-12-07 【呪術廻戦132話】アイヌのオオカミ神「虎杖丸」 呪術廻戦 アイヌ ハロー、ガイズ。 我(わたし)は聖書(ヴィヴリア)と神話(ムーソロギアー)とアイヌ叙事詩(ユカラ)好きのヒストール、よろしくね。 これは『呪術廻戦』の132話考察。虎杖悠仁の正体に近づくための記事。 ネタバレ注意。() 今回は凄すぎた。興奮冷めやらない。我(わたし)は眠れないので記事を書く。 狩るものと狩られるもの Kino(超最高傑作の映画)。 美しい…。見惚れる光景だ。 エゾオオカミの魂? 雪景色に、オオカミとしての悠仁、ウサギとしての真人。 俺はオマエだ 悠仁は覚悟を決めた。「ただオマエを殺す」と。以前の悠仁は誰の顔も思い浮かべず主語も目的語もないまま「ブッ殺してやる」と言う殺意マシーンだった。今の悠仁は自分がナナミンに後を頼まれた呪術師で、相手が真人という呪霊で、「俺はオマエだ」とハッキリ意識している。前の悠仁と今の悠仁は覚悟が違う。 咄嗟の判断 真人は東堂の拍手を理解できず、恐れて振り返った。悠仁は東堂の意図を察して待った。このシーンはいい意味で昔話めいている。ここで勝敗が分かれた。 今までの全てを利用した 真人戦のMVPは東堂!東堂のナイスアシスト!東堂は負傷し術式を失いながら知恵と勇気で呪霊をだまし抜いた。 助ける気が微塵(みじんもない顔 偽夏油がやって来たがすごく怖い顔をしている。真人が偽夏油にどう答えてもひどい結末を迎えそう。偽夏油が素の顔を真人に見せるのは初めて。偽夏油と真人については次回を待つとしよう…。 アイヌと虎杖丸とオオカミ 北海道民族学、梅木佳代の論文『口承文芸にあらわれるアイヌのオオカミ観:先行研究との比較を中心に 』によれば、アイヌの英雄叙事詩(ユカラ)に登場する「虎杖丸(いたどりまる)(原語:クトネシリカ)」と呼ばれる神(カムイ)()の刀は「オオカミの意匠の表現が確認できる」ようだ。『呪術廻戦』0巻では夜蛾が「アイヌの呪術連にも協力を要請しろ」と言っている。132話で虎杖悠仁はオオカミの姿で象徴化(シンボライズされた。悠仁は、オオカミの意匠持つ虎杖丸(いたどりまるに関わりある生まれか。 秋田犬よりデカい「ホロケウ(狼)カムイ(神)」 アイヌ語でオオカミを《ホロケウ》と言う。『ゴールデンカムイ』では最後のエゾオオカミ「レタラ(アイヌ語:白)」が登場し、アシリパの父ウイルク(ポーランド語)もホロケウを表し、黄金の場所もホロケウに関するとか。アイヌにとってホロケウはとても神聖な生き物だったようだ。虎杖悠仁はホロケウカムイ(呪術師は土地(とち神(がみ(を1級呪霊として扱う)の子か?悠仁の脚力や宿儺の魂に支配されない肉体はホロケウカムイに由来するか?何やら話が急にアイヌめいてきた! 虎杖丸(いたどりまる(クトネシリカ) アイヌ語《ホロケウカムイ(オオカミの神)》は「高位の天神」で「地上にオオカミの分体(アバター)」「虎杖丸(いたどりまると呼ばれる神(カムイの刀の意匠」として現れる“力”らしい。我(わたし)はアイヌの叙事詩(ユカラ)は好きだが専門的に詳しくない。ちゃんと調べたい人は専門家をあてにしてね。とは言え、謎に包まれていた虎杖悠仁の出生は、アイヌ、虎杖丸(いたどりまる、オオカミで調べやすくなった。 アイヌ最強の剣”虎杖丸”とは?「虎杖悠二×アイヌ民族」徹底考察!!【呪術廻戦】 素晴らしい考察者テルの“虎杖丸(いたどりまる”考察動画を紹介。 ポイヤウンペとルロアイカムイの戦い 意訳版 アイヌ音声 日本語字幕 虎杖丸(いたどりまるを使う英雄ポイヤウンペのアニメーションを参考にどうぞ。 この記事が面白かったら、スター押し、ブクマ、コメント、リツイートなど(人∀・)タノム