【呪術廻戦】陀艮と真人は失楽園なクトゥルフ仲間!
帝高陽之苗裔兮朕皇考曰伯庸━━『楚辞』離騒
古の時、朕、詔、璽は万人の使う語だった。

セイレム
イア…イア……ハロー、ガイズ。
朕は聖書と北欧神話と『ベルセルク』好きのヒストール、よろしくね。
この記事は『呪術廻戦』の陀艮と真人がクトゥルフと『失楽園』つながりと書く。『ベルセルク』におけるダゴンも。グロい絵に注意!

海だー!
真人や漏瑚はちょっと分かりにくいけど、陀艮はいかにも「海の呪霊!」で分かりやすい。

海神
『ベルセルク』35巻「鳴る瀬ろの娘」。人魚とのハーフなイスマが語る「海神様」こと「船を沈めたり人を喰ったりする恐ろしい禍神」は、『呪術廻戦』の海の呪霊・陀艮にぴったり当て嵌まる。

かわいい陀艮
イケメンは飲み物!ゆるキャラ陀艮は「人を食ったような奴」で渋谷の眼鏡イケメンも美女もズゾゾゾとそば感覚で飲む!

オロロロ
禪院直毘人の腹パン。陀艮は吐いた。なんてひどい(つд⊂)シクシク。また食べよう。

🐙タコよ
タコ。『ベルセルク』では海神を「幽界の深みに消えていった古の神々」「タコガミさまだわ」と言う。

🐙
陀艮は虫みたいな幼体から、🐙みたいな成体となった! ━━ここまでの流れだと「🐙タコ型の異形がダゴン」みたいに思える。が、4000年以上も昔、シリアにおけるダゴンは🐙でも海神でもなく、200を超える町における「神々の主」だった。

インスマスの人
ダゴン。クトゥルフ神話『インスマスの影(The Shadow Over Innsmouth)』のダゴンはこうだ。アメリカのマサチューセッツ州に【ダゴンの内輪織(The Esoteric Order of Dagon)】と呼ばれる秘密カルトがあった。ここに入っているとどんな不漁の時でも魚がいっぱい取れる。なのでダゴン組織は港町インスマスで大きくなり、正統派のクリスチャンを飲み込み、フリーメーソン会館を乗っ取った。ダゴンが善良なる大漁の神ならいいが、インスマスの住人はなぜか海洋生物みたいな目と顔と首と手と足をしている…。


ダゴン案件
聖書のダゴン。ペリシテ人の崇拝する偶像。ペリシテ人がイスラエルから聖櫃を奪った時、聖櫃をダゴン神殿のダゴン像のかたわらに置いた。すると連日ダゴン像がうつぶせに倒れ、頭と両腕が切り離され、アシュドテを疫病が襲った。この後の聖櫃がヘブライ語で「日(太陽)」と誤訳されてる「シェメシュ(שֶׁמֶשׁ)」とイエス・キリストとアラビア語の半分とすべてのコーラン章とタロットに深く関わる。その話はさておき、ペリシテ人は怪力の英雄サムソンを捕らえた時、サムソンの両目をえぐって、青銅の足かせをつけ、サムソンを見せものにしながらダゴンに生け贄を捧げようとした。が、サムソンは主から力を得て、ペリシテの宮の柱を壊し、領主や集まったペリシテ人を3000人ほど道連れにして死んだ。聖書のダゴンはイスラエルに軍事的に勝つが真の勝利を得られない側として書かれている。

何度でも『失楽園』
次に来たのは、自分の神殿で、
盗み出されてそこに置かれていた神の聖櫃のために
己の獣の像を傷つけられ、頭と両腕を切断されて門閾の上に
無残に倒れ伏し、参拝者の心を忸怩たらしめただけでなく、
自らもまた深く悲嘆にかきくれたという或る者であった。
その名はダゴン、海の怪物、━━上半身は人間だが、
下半身は魚であった。
━━『失楽園』第一巻457~463
『失楽園』のダゴン。ヘブライ語で雄の魚「ダグ(דָּג)」、雌の魚を「ダガー(דָּגָה)」と言う。ヘブライ語からダゴンを「半人半魚」の神とする伝説が生じ、ミルトンはそれに沿ってダゴンを書いた。これが近現代のクトゥルフ的なダゴンの下地に。『呪術廻戦』『ベルセルク』『チェンソーマン』に『失楽園』の背景がある。

LOST IN PARADISE
アニメ版のED曲が『LOST IN PARADISE』なのは『失楽園(Paradise Lost)』にかけて。


ミミズ人間3
吉野順平と真人が見てた『ミミズ人間3』による「完璧な人間の創造」。『ミミズ人間2』の「完璧主義の人間がすべてを投げ出す」。これらは、人間の創造、サタンが善悪(2)の実で誘惑し、アダムとイヴが完璧な楽園を投げ出す話。

サタンの頭から生まれる罪の悪魔
ギリシャのゼウスの娘、アテナはゼウスの頭から武装して生まれた。『失楽園』サタンの娘、罪の悪魔はサタンの頭から武装して生まれた。ここが真人と陀艮のつながり。

孔雀明王印と伎芸天印
クトゥルフ。クトゥルフ神話『墓はいらない』の正真正銘のサタンなる「孔雀王」。真人の孔雀明王印(上)はクトゥルフ神話と『失楽園』につながっている。伎芸天は摩醯首羅(シヴァ)の頭から生まれたとされるが、伎芸天はインドに存在せず、サンスクリット名がない。伎芸天の古い仏像は日本に一つしかない。なので真人の伎芸天印は『失楽園』のサタンの娘・罪の悪魔つながり。伎芸天を摩醯首羅の娘とするなら、真人の印もその二つでいい。真人と陀艮は重ならずにつながる。それは陀艮の印でわかる。

宝袋
陀艮の呪印モチーフは宝袋。柴又七福神は布袋を宝袋尊と記す。七福神で海と言えば釣り竿と魚を持ったエビス。ではなぜ海の陀艮が海のエビスでなく布袋の宝袋か?それは真人がミミズのようなヒルコで、ヒルコが成長したエビスのポジションだから。このミミズとヒルコ話は真人の3記事で書いたので省略する。


名前と絆
陀艮は直毘人に呪霊呼ばわりされた時、自分と花御、漏瑚、真人の名前を出しながら怒った。陀艮は仲間思いで名前に誇りを持っている(直毘人は陀艮の話を聞いてない)。漢字から陀艮を調べてみよう。


陀艮
《陀》は、ななめ、くずれる、仏陀のダ。
《艮》は、さからう、とどまる、易の卦、うしとら(鬼門)の方角。
「ブッダに逆らう」は宝袋と合わない。なので陀艮は「鬼門が崩れて(自分が出てきた)」がその名のココロか。

漏瑚が陀艮を悼む
八卦の「☶(艮)」は《山》を表す。もしかすると陀艮は水と海のような字の漏瑚とペアだったのかもしれない。陀艮が逝ったこの場所にあるもの、この場所から外に出た者たち、この場所で焼かれた者たち。まだまだ考察の余地がある。それらは今後の考察で。
明日の神話は人が織る。
この記事を読んでくれた人にありがとう。
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