ミワッ
その昔、太陽神ラーがおいぼれてヨダレを垂らすようになった。それで呪術師イシスが神聖なコブラ🐍を造り、老いぼれラーにひと噛みさせて苦しませた。イシスは治療をしてあげますわと言ってラーに近づき、ラーから太陽の力を奪って自分の頭に乗せた。
ハロー、ガイズ。
わたしは聖書と神話とポチタ好きのヒストール、よろしく。
これは『チェンソーマン』27話の考察。太陽とマキマが使ったミワ山の蛇神社とマキマについて。神社それ自体は調べられても、内容を掘り下げるのはなかなか難しい。
標高が高い神社
27話の「京都から」に出てくる【できるだけ標高が高い神社】は、奈良の三輪山の大神神社。最古の神社と名高い。
アニメPV版
大神神社の祭神は三柱。三柱とも日本が征服した外国、豊葦原中つ国の神々。
巳の神杉
○大物主大神
オオナムチの別名、オオナムチの幸魂で奇魂。国の危機に太陽神より有能だった蛇神🐍。一日でうまい酒を造れる。三輪山は巳🐍の神杉で有名。
オオクニヌシとスクナヒコナ
○大己貴神
オオクニヌシ、大黒さま、天下所造大神、第六天魔王など、様々な名と姿を持つ。国造りの神。壇ノ浦の戦い(1185)で草薙剣が失われた後、この神が日本の主神アマテラスに授けた神璽(八尺瓊勾玉)ゆえに天皇に正統性があるとされた。武家法はアマテラスを排除し、この神の子を支持していた。つまりこの神は太陽よりえらい。天下人の織田信長がなぞらえられたのもこの神、天下所造大神。政治的な都合上、仏教のマーラに関連付けることで隠ぺいされる神。西洋にない「魔王」が日本の作品や翻訳でよく使われるのは、この神が起源。
○少彦名神
オオクニヌシの相棒。国造り、酒造り、常世、医療など様々な権能を持つ。
ギュスターヴ・ドレの『失楽園』サタン
太陽よりえらい蛇。マキマ宅にある『失楽園』サタンの絵。ジョン・ミルトン(1608‐1674)が書いた『失楽園』は、悪魔サタン視点の長編叙事詩。サタンは主への反逆者で悪者で蛇🐍だけれど、元天使で英雄的に書かれている。これは画期的で西洋や日本に強い影響を与え続けている。洋ドラの『ルシファー』もその一つだし、漫画『デビルマン』『チェンソーマン』、悪魔の能力を使えるメガテンやペルソナのシリーズ、魔族や魔王サイドのなろう作品など。ハイカルチャーが発信し、かなり後になってサブカルチャーに下りてくる。それが世の中の動きだ。
原罪の前日譚
タツキによれば、デンジはマキマに母性を求めていた。マキマは木を切られてママになると。デンジはママとセックスしたがり、ママを食べた。『失楽園』はサタンの娘、下半身が蛇🐍の「罪の悪魔」がいる。サタンは罪と近親相姦し、息子「死の悪魔」が生まれる。死は地獄の王で、地獄の主で、影のような姿をし、冠のような物をかぶっている。死はママなる罪を犯して子供を生ませ、ママを食べたがる。死がデンジに関係あるなら、蛇🐍なる罪も木のマキマと関係あるはずだ。たとえば蛇の悪魔を支配するとか、蛇杉で有名な蛇の神社で何かするとか。
King James Version(1611)
『失楽園』は初期近代英語で書かれた。なぜ現代は英語が世界的なのか?それは英語出版物、聖書やプロテスタントやシェイクスピアが大きく関わっている。ミルトンの生まれた頃、王の並び(命令)で1611年に英語出版された欽定訳聖書の影響は大きく、「聖書正典=ラテン語」というヨーロッパ共通の書き言葉がゆらぎ始めた。日本は江戸末期までかしこまった文語は漢文。現代日本語の基礎は英語訳から作られた『哲学字彙 改訂増補版』(1884年)、日常から公式まで生活の仕組みは英語ベース。これは『チェンソーマン』の銃の悪魔が『1984年』にやって来るのと関係ある。世界的な流れとして漢字(漢文)や梵語(仏教)の時代は決して来ない。英語と現代日本語の関係がわかりませんとか、英訳聖書とクリスチャンの影響を知りませんという日本人は、江戸時代の小さな村に閉じ込められた農民と大差ない。
何も知らないアキ
西洋は「教え語」「学び語」がない。キリスト教や教会や教皇など元から外立(存在)しない。学校や学問や学生など西洋に外立しない。日本人が共有する知識や区別はほとんど嘘とでたらめ。本当のサイエンスやアートは日本人の嫌う法律・政治・歴史・言語(英語)が含まれている。日本人が言う科学や芸術は田舎者の勘違い。世界に文系理系という田舎語は通じない。デンジが学校に通っていないとは日本人を表す比喩だ。アキは学校に通い、公安上層部やヤクザの孫や組長は高学歴だが━━彼らは【銃の悪魔がすでに倒されている】と知らず、「銃の製造販売は銃の悪魔がやってる」と思い込んでいる。どこの国も裏で国際法に反して銃を作ってる。だからロシアの刺客レゼは日本は銃撃つとき許可制なの?と驚く。日本の教えや学びは物事を見えなくさせ、日本は国家レベルで銃の真実が分からなくなった。国防を自称する表・裏の日本人がひどく無知だから、マキマはヤクザの組長が「俺達ヤクザが日本を外国から守ってる」を一蹴する。
アメリカ🇺🇸
WAR IS PEACE (戦争は平和なり)
FREEDOM IS SLAVERY(自由は隷従なり)
IGNORANCE IS STRENGTH(無知は力なり)
日本の平和観、自由観、知識観は壊れている。だからマキマが日本を本拠地にした。他国、少なくともアメリカやドイツは、マキマが支配の悪魔だと知ってるし、マキマがいつ最悪の平和を実現するか知っている。USA🇺🇸プレジデントはチェンソーマンの能力による平和と最悪を見越している。「他の国は諦めてしまったようだ。いや…受け入れたというほうが正しいだろう」は支配の悪魔を知ってからの諦めと受け入れ。岸辺がマキマの平和に対し「は?」と反応するのは何周遅れかわからない。だからクァンシは岸辺に協力できなかったし、たとえ話で岸辺に「生きて」と言うしかなかった。
人権はない
ネイチャーは自然ではなく、ラヴやネイチャーは人を年齢で上下に分けない。兄弟、姉妹、先生、先輩後輩、年上年下の年齢差別はアンナチュラルで愛がない。ラヴはクリエイトで、クリエイターや生まれながらの法がヒューマン・ライツ(人間の諸正義)の源。けれど、日本人だけが人種レベルで正義を権利や人権で否定している。愛と創造が同じ、ネイチャーは生、人権の根拠が愛や自然と言っても、日本人は何のことかわからない。デンジに人権がないのは、そもそもが国民や人権や権利が造語でしかないから。日本語の愛や自然や国民そのものが狂っているから。
ラヴ≒クリエイト
けれど、ラヴと同じなクリエイトは聖書文中でこう使われている。
【悪の名前と存在を消す】→真チェンソーマン
【森を切り開く(斧やノコギリ)】→デンジは斧やデンノコを使う
【食べる】→マキマ生姜焼き
【武器職人と武器の破壊者を創る】→武器の悪魔達は消せない
『チェンソーマン』は最初から愛のノコギリ作品なのだ。幼少期から愛と自然と人権で誤解している日本人は、「悪の名前と存在を消す」を心や魂に落とし込まない限り、見えず、聞こえず、感じられない。これは2600年前からの言い回しで、『チェンソーマン』の黒枠でもある。日本文学でこのセラフィムを入れた作品は全くないし、日本映画もセラフィムがない。これは占星術やカバラ魔術や密教が一番苦手とするアロンの杖だから、日本の魔術師は誰も知らない。これは独自の用語でも専門用語でもない。セラフィムやアロンの杖がわからないとは、リヴァイアサンやオーディンやエルフやドワーフや白雪姫やエクスカリバーや聖杯の全てがわからないことを意味する。日本人がなあなあに読む童話、ファンタジー、騎士道物語、神話、聖書訳は見る目と聞く耳と感じる心が欠けている。これは『チェンソーマン』と記事タイトルに一貫する。タイトルに何と書いてあるだろうか?
白い竜
蛇。モーゼが投げた杖。『失楽園』サタンが化けたもの。日本人やトマス・ホッブズ(1588-1679)はドラゴンやリヴァイアサンとも呼んでいる。もちろんゲームの召喚獣やホッブズの著作に限定したものではない。サタンは蛇に化けてアダムとイヴを騙したから、蛇は悪者なんでしょ?という話ではない。『失楽園』のサタンは英雄的にも書かれている。アーサー・ペンドラゴンはドラゴンナイトだ。ドラキュラの父もドラゴンナイトだ。ユダヤのリーダーが投げる杖は聖なる蛇だ。西洋諸国の君主たちはドラゴンナイトだった。ウェールズの国旗は赤い竜だ。ドラゴンは奇跡、君主としての騎士、人種を示すのに使われている。西洋のドラゴンは悪に限らない。
複合技
蛇。チェンソーマンにも蛇の悪魔が出てくる。しかし、蛇に見えない。何コレ?牙の代わりに人型の腕がいっぱい生えてる。中に人型の何かがいっぱいいる。蛇はマキマに支配され、マキマ脳みそリングでワープし、天使、罰、未来、蜘蛛との複合技で銃の悪魔20%を倒す。蛇が蛇で蛇を倒す。
明星×2
銃の悪魔は明星だ。『ルックバック』は『チェンソーマン』の明星カンバンが二度も引用される。
明星天子
伊勢神宮の鬼門除けの為に明星天子を祀り鎮護している。
━━明星堂
最澄上人はここで明星尾(虚空蔵尾)にある薬師仏の霊木の在処を教えられ、一乗止観院の本尊を刻んだと伝えている。
━━明星天子来下の庭
13年前(13話)
銃の悪魔の正体は13なる明けの明星つまりサタン。明けの明星は明け方の金星。だから銃の悪魔は13話の13年前の金曜日に現れた。日本では明けの明星が仏の頂点。それは十三なる明星天子で虚空蔵菩薩。明星天子は(日+月+星)の三光天子とも呼ばれるが、聖なる壱神々は太陽や月や星を崇拝禁止する。ルシファーは空海に己を崇拝させた。ルシファーは最澄に自らの偶像を彫らせ、比叡山延暦寺で「薬師如来」として崇拝させた。日蓮も十三なる明星天子を九月十三日に拝んだ。おかげで天皇の神宮は「明星堂」で封印されている。ルシファー崇拝の比叡山延暦寺を焼いた織田信長は正しかった。
天使、木、海、蛇、蜘蛛(権天使)
原罪。『失楽園』によれば、サタンは智天使に化けて熾天使ウリエルに話しかけ、地球🌏の話を聞いた。そしてサタンは蛇に化けて楽園に入り、知識の木の実で、アダムとイヴを騙した。神はサタンの罪に対し、サタンと堕天した権天使が負ける呪いをかけた。しかし、サタンの誘惑後、混沌の海に漂う物から、地獄と地球🌏をつなぐ橋がかけられた。これは別の見方もある。日本は僧侶も天皇も貴族も武士もルシファーかつサタンを崇拝し、天使、木(未来)、海、蛇、蜘蛛を貶めた。天使を殺し阿修羅とし、木の神を鬼の親とし、海神を天から追放し、大蛇を殺して神剣を奪い、土蜘蛛を悪者に仕立てた。銃の悪魔はサタンなので、これらの罪を背負っている。
武器の天使と未来の木
○国産みの神イザナギは、天使なる火神カグツチを殺した。
火神カグツチは兄イザナギと妹イザナミの子と言われるが、それは嘘だ。世界にブラザーやシスターを年齢上下に分ける道理はない。不正な国造りゆえに、火の天使カグツチがイザナミを殺した。しかし、イザナギも反撃し、傷ついたカグツチから、武器と雷⚡に関わる神々もどきが生まれた。武器鋳造はもちろん火と木を使う。日本は鬼は木の股から産まれると木の神を貶めた。拝火教は天使と悪魔の起点。西洋は拝火教からアスラを右なる天使、デーヴァを左なる悪魔とした。日本はアスラを罪ある阿修羅に貶め、デーヴァを天神や天女と崇めた。
太陽と月と海
○太陽のアマテラスは海原のスサノオを天から追放した。
日本は左上右下。その根拠はイザナギの左目から太陽アマテラスが生まれ、イザナギの右目から月ツクヨミが生まれ、イザナギの鼻から海を支配するスサノオが生まれたから。それで神事や雅楽では、太陽の側を左三つ巴や赤色で表わし、月の側を右二つ巴で表わし、海の側は巴はなく青色で表わす。しかし、初の武家法『御成敗式目(1232)』はアマテラスを除外し、京都の人は太陽神なき武家法を【アマテラスはこの国をオオナムチから乗っ取った虚言神だから】と解釈した。このオオナムチが第六天魔王とも、オオクニヌシとも、大黒さまとも呼ばれている。オオナムチはマキマが使った神社の神だ。尾張の織田信長が第六天魔王と呼ばれたのは偶然ではない。
人権のないデンジ
●世界と日本は左右逆
人間の諸正義。192の国々は「右が正義、左が邪悪」をシェアしている。それは聖書やコーランで「右が正義、天使、天国。左が邪悪、悪魔、地獄」をシェアし、インドでも「右が正義と清浄、左が邪悪と不浄」だから。『失楽園』でも地獄から地球🌏への橋は左側から。けれど日本は左側の太陽を崇め、右側の正義を否定する。日本人は正義を「権利」「人権」にすり替え、人権を守らない。日本は先月8日また基本的人権を棄権したばかり。日本のタイヨウ🇯🇵はいつも基本的人権を否定するので、デンジに人権はない。
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太陽マキマと月の犬デンジ
●太陽神もどきと月の犬
北欧神話に太陽女神はいない。人間の女性が太陽を名乗ったため、太陽は神罰で太陽の馭者をやらされている。スコルというフェンリルは太陽を追いかけ、太陽はつかまることを恐れる。神々の黄昏において最強のフェンリル月の犬が太陽を食べる。『チェンソーマン』で太陽は描かれないが、一度だけ「太陽」の文字入りの大ゴマで、奇妙な「●」と「左手」を振り下ろすマキマと「三巨人」が描かれる。日本の太陽は左三つ巴で表される。マキマに犬扱いされるデンジは満月と共に三度描かれる。そして月の犬デンジは太陽マキマを食べた。
ヘビと龍蛇神
○スサノオは蛇神ヤマタノオロチを倒した。
スサノオは中つ国の蛇神の尾から草薙剣を得てアマテラスに献上した。その神剣が天皇位のあかし、三種の神器の一つになった。旧10月は神無月だが、中つ国の出雲は神在月で、龍蛇神をまつる。この国の本当の中心は、文字通り中国地方の出雲だ。中心だから神無月が神在月になる。日本国は中心でないから神の無い月になる。『平家物語』はヤマタノオロチを神竜と記し、龍宮城の龍王と扱う。正月を司る牛頭天王はヤマタノオロチの娘、龍宮城の乙姫と結婚する。正月飾りで呼ばれる年神は、龍宮城の乙姫だ。あらゆる家や店や会社がヤマタノオロチの娘を毎年内部に迎える。そして、マキマが使った神社も蛇神の山。
土蜘蛛と蜘蛛の悪魔
○日本側はツチグモを退治した。
九州のツチグモは女性領主が多い。九州は1世紀の庶民の墓からも絹が出土する。ところが、近畿の日本は男尊女卑で女性の領主がいない。日本は8世紀でも絹を物納できなかった。ツチグモ敵視は神話で終わらない。源信(獄門彊)や安倍晴明と同じ時代を生きた源頼光や渡辺綱にとって、ツチグモは敵だった。ツチグモこそ親魏倭王ヒミコを継承する側。日本書紀初めての「倭国」は天皇の敵ヤソタケルの記述。唐の正式な歴史書によれば、日本の遣唐使は「日本国の者は倭国の別種」「日本はかつて小国で倭国の地を併合した」と証言した。
大物主大神の大神神社
●崇神天皇の頃、疫病で民の半数が死んだ。
民の半数が死ぬ。逃亡者や反逆者が現れる。崇神天皇は、対策として天皇の大殿内で太陽神の天照大神 と倭大国魂の二柱を祭った。この二神は勢いがありすぎて共に住めず、なぜか天皇は天照大神を別のところに移動させた。天皇の近くに居るのが倭大国魂だけ。なぜ天皇は日本の魂ではなく、日本が併合した倭大国の魂を祭ったのだろう?なぜ太陽神は二番手に落ちたのだろう?災害やまないこの頃、崇神天皇に接触してきたのがマキマの使った神社の祭神、大物主神だ。大物主神は天皇に対し「我は倭国の境の内にいる神」「自分を祭れば国が治まる」と言った。天皇は大物主神を祭らせ、活日 に酒造りを命じると一夜でうまい酒ができた。活日 が歌って言った。
「この神酒は 我が神酒ならず 倭 なす 大物主の 醸みし神酒 幾久 幾久」
(この神酒はわたしが造った神酒ではありません。倭 の国をお造りになった大物主大神が醸されたお酒です。幾世までも久しく栄えませ、栄えませ。)
そして群臣も天皇もうまい酒を称え、大物主神のいる三輪山を歌った。そして大物主神は疫病災害を鎮めた。大物主神が初めて出てくるのは大己貴神の別名として。大物主神は大己貴神の分身━━幸魂・奇魂━━で日本国の三諸山に住みたいと言った。大己貴神は日本に征服される豊葦原中つ国を造った神だが、日本を造った神ではない。日本はヤマトではない。天照 はヤマトを造った神ではなく、疫病を止める力がなく、酒を造る力もなかった。なぜなら天照 は偽太陽だから。この話を聞いた後、酒やコロナ対策を求める側は、大物主神(大己貴神)につくだろう。マキマは酒好き。
良い蜘蛛
●蜘蛛はヒーローでインターネット
友愛なる隣人スパイダーマンは蜘蛛のヒーローで、ウェブは蜘蛛の巣。山形のベンチャー企業スパイバーがQMONOSを開発した。ダレン・シャンは蜘蛛好き。わたしはアテナが女神でないと幼児の頃から信じているし、アテナによって蜘蛛に変えられた機織りのアラクネーは良い女性と信じている。タツキは蜘蛛の悪魔を天使位階のプリンシ(パリティ)と描いた。
ビフロスト
木。世界樹。太陽が描かれない『チェンソーマン』では、北欧神話の中つ国が豊葦原中つ国にかけられる。映画の『マイティ・ソー』で出てくる虹の橋ビフロストは中つ国と神の国にかけられた橋だ。近代ファンタジーの祖『指輪物語』でも中つ国が舞台。ヤマタノオロチや布瑠部由良由良や星神は豊葦原中つ国の側。
蛇を載せる江の島の弁財天(左)
タツキはマキマのモデルを『有頂天家族』の弁天と言っている。マキマが行きたがっていた江の島と言えば、蛇を載せ車輪持つ弁財天や裸の弁財天が有名だ。この蛇は宇賀 神 と言われ、やはり中つ国 の保食神 (女神)に通じる福の神とされている。
武装して生まれる罪の悪魔
『失楽園』サタンの娘の「罪の悪魔」はアテナがモデル。ゼウスの頭からアテナは武装して生まれた。サタンの頭から神々しい女神の罪の悪魔が生まれた。本来、アテナは父ゼウスを凌ぐ運命を持つ娘。
罪を語るマキマ
マキマは銃の悪魔と似た攻撃「ぱん」ができる。闇の悪魔も穴を穿つ攻撃ができ、マキマに似た「遠くからねじる」「狙った箇所だけ斬る」「睨んで出血させる」能力を持つ。なぜだか闇の悪魔とマキマはお互いを知っている。わたしは銃の悪魔や闇の悪魔や蛇の悪魔は、サタンの分身で、チェンソーマンに食べられたルシファーを取り戻そうとしてると考える。マキマがサタンの娘「罪の悪魔」の要素を含むなら、アテナと同じ【父に勝つ運命】も持っているはずだ。だからマキマは「罪」を語り、自宅に父サタンの『失楽園』絵があり、父の如き悪魔の罪を罰して勝つ。