【化物語101話】忍野メメのわかり難いおせっかいと線引き

白馬の騎士アララギ
羽川翼は可憐なるメインヒロイン!
じゃなかった。ハロー、ガイズ。
我は聖書と神話好きで西尾維新嫌いのヒストール、よろしくね。
これは漫画『化物語』のオッサン話。羽川翼は釣りだ!
おかしな入りだが、我はこのマンガ企画を高く評価している。
大暮維人と『化物語』の相性がきわめて良いのは誰もが認めざるを得ない。
特に羽川翼と阿良々木暦の高校生らしい表情はすごく良く描けている。
すでにハイクオリティかつヒットしたアニメ化の後で、
マンガを描いて(西尾維新嫌いからも)高く評価されるのは至難の業だ。
「何を今更?」とはならない最高の企画、最高のコラボ。
さて、作品企画についてはこれくらいにして、
忍野メメが中立の範囲内で阿良々木暦におせっかいをしている━━
の話をしよう。もっとも、原作ファンには当然の前提かもしれないし、
マンガだけ読んでる人には忍野メメの手口が初めてわかるかもしれない。
我は小説、物語シリーズをあまり読んでいない、なので用語はテキトウだ。
我はファンでなく西尾維新が嫌いだが、アンチスレに全く書き込まない。
我は、西尾維新の作品(アニメやマンガ)についてまず書かないので、
珍しい気まぐれ記事として扱ってもらえば幸いだ。なるべくフェアに━━。
まずは、別に101話に限らない話から。
なぜ忍野メメは「阿良々木くん」とよく言うのか?
だ。これは単純明快、阿良々木暦を人間側にとどめるためだ。
「暦くん」でないのは、おそらくは家族とのつながり意識させるため。
101話あたりの阿良々木暦は、心身が非常に不安定だ。
【彼】は「いまの自分は人間と言えるのか?」と疑問を抱くたびに、
【彼】はどんどん怪異、人の彼方、彼のモノ、モモノケ側に傾く。
だから彼、モノ、モモノケ側と「人間側でない遠くの誰か扱い」をするのは
非常に危険、不公平な誘導、悪意ある言霊になるわけだ。
忍野メメは仕事柄、人と怪異の関わりの原因が人の心にあると知っている。
彼は阿良々木暦が人間から離れていく心持ちの高校生と見抜いている。
だからこそ、さりげなく「阿良々木くん」と言霊を繰り返し、
「阿良々木くん」が好きそうな話題を振って人間側に寄せているわけだ。
もっとも、それは怪異の専門家として、大人としての立場がある。
だが一方で忍野メメは「タバコ」っぽい退魔の香(?)を咥えている。
忍野メメは「ちょっとヤバい」なら香を焚くし、
阿良々木くんが【怪異側】へ完全に行ってしまえば仕事をする。

やはり阿良々木くん
それでやっと101話の話に入るのだが、
まず忍野メメは阿良々木くんが吸血鬼にならないよう、
夜の住人にならないよう、あえて朝に起こす。もちろん“阿良々木くん”つき。
これは阿良々木くんがどこまで吸血鬼化してるかを観察する目的もあるだろう。
当然、忍野メメは火をつけない「タバコ」を咥えている。

よく聞くと
そして忍野メメは阿良々木くんの疑問、正義議論に付き合うフリをして、
「人それぞれ」の言霊を使い、人の内輪に阿良々木くんを入れる。
ここはギロチンカッターや正義の話をしているように見えるが、
忍野メメにとっては高校生の「阿良々木くん」を
人間側に寄せるための話をしているわけだ。
穿った見方をすれば「君」や「悪党」すら「人」であり、
正義だ悪党だよりも「人」であることがメイン。

たたみかける
そして忍野メメは、阿良々木くんが自分が羽川から見て
「まだ…ちゃんと人間のカタチをしているんだろうか」
と不安になっていることを察して、
「なんの経験もない一介の高校生」
という言霊で阿良々木くんを人間に引き戻す。
忍野メメは照れ臭いのか阿良々木くん用か目を伏せ、
いかにも「阿良々木くんを見ないで勝手に喋る大人」を装う。
