ハロー、エヴリワン。
我は聖書とクルアーンとアヴェスター好きのヒストール、よろしく。
これはヘブライ語に基づくバハムート話。

ウィリアム・ブレイクの絵は美しいが間違い
バハムートの元のヘブライ語を「ベヘマー(בְּהֵמָה)」と言う。
またビヒーモス、ベヒモス、ベヘモットも同じ語からきた言葉。
聖書では『創世記』1章から出るベヘマーが「家畜(livestock)」「cattle(畜牛)」とひどく誤訳されている。同じ語を『ヨブ記』40章だけ、「ベヘモット(behemoth)」「河馬(hippopotamus)」などと別物のように扱っている。ベヘマーは家畜や畜牛や河馬ではない。ベヘマーの元の意がわかれば、なぜこれらがそう誤訳されたかもわかる。

72の悪魔を描いた人のベヘモット
いわゆる「バハムート」をゲームやアニメで聞いたことがあるけれど、日本では何の文献によるか知らない人が多い。奇妙なことに聖書は全て誤訳(昔のギリシャ語や現代英語や現代日本語まで全て)で、誤訳だがアプリゲームやテレビゲームの「空飛ぶ竜」の方がやや真実に近い。真面目な聖書訳がゲームに劣るとわかるのは、ヘブライ語に相当な理解力がある者だけだ。もっとも、一般的な知識では一生わからない。正しい知から真実を語れば、本来のヘブライ語聖書は、幼児から読み始めるもので、単語を見ただけで幼児にわかるもの。
「ヴェート(ב)」
「ヘー(ה)」
「メム(מ)」
「へー(ה)」
我が日本の幼稚園で「ベヘマー(בְּהֵמָה)」をヘブライ語カードつきで語れば、幼稚園児はみな理解する。学童保育所で小学生一年生〜三年生が「ヘブライ文字カードでちょっと遊ぶ」なら、理解する子どもたちが多いだろう。ベヘマーはそれほど簡単な字面だ。ただしヘブライ文字の意は忘却され、全ての聖書訳で誤訳されている。
我は「ベヘマー」以外の語も理解している。
「ドラゴン(תַּנִּין)」
「リヴァイアサン(לִוְיָתָן)」
「ベルゼブブ(בַּעַל זְבוּב)」
「ゲヘナ(גֵּֽיא־הִנֹּֽם)」
も理解している。理由は簡単だ。我はヘブライ文字そのものを理解している。キーワードに限らずよく使う名詞や動詞や形容詞や冠詞を、それらの単語の一文字ずつ理解している。
理解の仕方も簡単だ。原語が出る文を集中的に調べる(三百例以上あれば三百例調べる)。各単語につき百以上ずつか全ての例を調べ、語形変化や品詞変化(名詞、動詞、形容詞など)や関連語を調べ、比べ、すり合わせればいいだけ。ヘブライ語やアラム語やコイネーギリシャ語やラテン語や英語訳をみんな調べればいいだけ。間違っても少しずつ修正、バージョンアップすればいいだけ。「だけ」と言っても膨大な量になる。着実なやり方でやり続けること。

意味がほぼ全て間違っている
ヘブライ文字表は日本語でも英語でも検索できるが、それらに「聖書を普通に読める表」「ヘブライ語の単語を理解できる表」はない。我は幼児にわかり専門家も使えるヘブライ文字表を持っている。
我はバハムートもドラゴンもリヴァイアサンもベルゼブブもゲヘナも全部知っているし、子供にわかるように言えるが、教えない。なぜなら、質の高い英語訳者すらこれらの語も、ヘブライ文字の意も全く知らないからだ。クリスチャンの1900年の怠惰、大罪はあまりに重い。1900年いったい何をやってきた?原典エラダ(ギリシャ)語をさしおいてラテン語を正典とした大罪グループは異端者だ。最近までヘブライ語を忘れていたユダヤ人も異端者だ。原典原語を基礎にするグループだけが最低限「正統派」だ。古今東西そんなグループはないが。何より【文字がわかりません】で聖書を読んだ気になってたのが罪深い。贖罪は【ヘブライ文字やアラム文字やエラダ文字を一文字ごとに理解する】ことだけ。ヘブライ語聖書にしろ、エラダ語聖書にしろ、子供にわかる字面の単語ばかりだ。
聖書の聖なる文字や単語や文はどうでもいい。
めんどいから自国語訳で読みたい。原文は嫌だ。
こういう態度で正統派を騙る団体や人は主を愛さない敵だ。
もっとも、敵は全ての伝統諸派や全ての新興団体に該当するかもしれない。
主の敵に、モーゼやイエスに従う者は誰もいない。
我は今までずっと「聖なる原語と原文はどうでもいい」と思ってきた邪悪な偽信徒たち、禍々しい異端者たちの面倒を見る気はない。各人が原典原語に興味を持つべきで、我が完成した正解を教えるべきではない。だが我は子供や学生にどうするべきか悩む。我は「偽信徒は何も知らずにくたばれ」と言うにはあまりに重く広く深く細やかな知棚を得た。いや、知棚よりも【一文字ずつ調べよう】という意欲そのものに価値がある。
我はこれらを隠す、
ヘブライ語のナーリッジ「ダアト(דַּעַת)」━━「知識」(誤訳)。
ヘブライ語のワイズダム「コクマー(חָכְמָה)」━━「知恵」(誤訳)。
ヘブライ語のアンダースタンディング「ビナー(בִּינָה)」━━「理解」(誤訳)。
我は日本人が「知識」「知恵」「理解」で誤訳している語を放置する。
我は訳に必ず入れなければいけない漢字やひらがなを抜き、隠す。
日本人が英訳すら努めなかった無の150年にファックユー。
カバラを基礎とする魔術結社が知棚を独占してるわけではない。
彼らはただ知らないか、少しか知らない。バカバカしい。
ヘブライ文字は幼児向けに誰もがシェアできる知棚だ。
我は知棚を隠す。
この知棚を使えばニューヨークやパリやロンドンに勝る都会ができる。
我は賢治を隠す。
この賢治を使えばアメリカ合衆国やフランスやUKに勝る邦ができる。
我は下立を隠す。
この下立を使えばルネサンスを超える繁栄を得る。
我は真のヘブライを知り、隠す。
我は真のエラダ(ギリシャ)を知り、隠す。
