ヒストールのブログ

タツキ短編集に太陽は出てこない

傲慢なるトルコと謙虚なローマの「父」フランチェスコ

 

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アヤソフィア内部

 アッサラームアライクム(あなたたちにピースがありますように)。

 

なぜか「父」フランチェスコは、日本で「フランシスコ教皇」と偉そうな誤訳で報道されている。本人はいつも「父」(神父も誤訳)と呼ぶよう頼んでいる。宗教、教会、教皇、法王、枢機卿、司祭、司教の全文字が誤訳だ。私はどこからツッコめばいいのだろう。そんな偉そうな言葉がクリスチャンにあるわけないだろ。

 

神父、大統領、大臣、長官、上院、目上、先輩という偉そうな語は欧米にないし、下院や国民や庶民や目下や後輩という下々の語も欧米にない。日本人は国内外にありもしない上下を捏造するのをやめなさい。国民や民族すら差別的な造語で、世界にも昔の日本にもない。イコールを壊すこれらの差別用語は、公で禁止すべきだ。日本人は学校と労働とメディアと書籍とエンターテインメントで最低な嘘ばかりつく。

 

大手のTV局や新聞の一つがこれらの誤訳を改めれば日本は変わるだろう。大臣や大統領や教皇や教会や宗教なんて偉そうな語はなかったのだと。嘘はここ140年で腹いっぱい。

 

謙虚なる「父」フランチェスコは、少年院で足洗をし、少女やムスリム少年の足も洗った。さすが内部に厳しい行動で有名なイエズス会だ。父フランチェスコムスリム少年の足を洗い、同性愛者を神において認める時代に、トルコが時代逆行しているようだ。私はムスリムの一人として、アヤソフィアイスラム独占を非難する。当事者たちはアッラーイスラムやトルコのためにそうしてるつもりでも、逆効果だ。トルコやイスラム諸国にダメージがあるひどい行動だ。かつて英雄サラディンのふるまいがヨーロッパ騎士道の流れを促進したのと逆に、今は私たちムスリムが謙虚なクリスチャンから謙虚さを学ぶ時代ではないか。私は私でトルコ内情について深く知るべきだな…。

 

最高のネゴシエーターアッラーよ、関わる者全てに利益をもたらすアイディアズとチャンスをトルコに与えて。