「どうして戦わなきゃいけないんだ！」系の脇役は
ヒーローや主人公(自分が自分の主人であろうとする者)ではない。
ウジウジ悩む碇シンジはヒーローやサイドキックになれないクソ野郎だ。
大人が悪いと喚くボーイや被害者は脇役にこそふさわしい。
泥棒ルールを守ってクラリスの恋心をおいてけぼりにするルパンは
やはり泥棒であって騎士やプリンスやヒーローではない。何が男の世界だクソ野郎。
銭形警部が遠目から見てすべてを理解して芝居してフォローしなきゃ
クラリスは自分の恋心すら肯定できなかったんだぞ自己満足のクソ野郎。
『もののけ姫』のアシタカのセリフ。
「曇りなき眼で見定め、決める」
「あの子を解き放て」
「シシガミは死なないよ（※死んでる）」
「共に生きよう」
と空疎な言葉を吐くアシタカは頭と眼が曇り、
和人でない蝦夷のわが身や居場所がないサンを見ず、
何も決めていない。サンは森を失いたたら場には居られない。
後で詳しく書くがアシタカはかなりのクソ野郎だ。
「ヒーローや主人公がいない」という絶望的な状況は同じだ。
宮崎駿はだますのはうまい。
宮崎駿は子供や女性の心情をだます手練手管に長けている。
が、結論は
「ルパンと結ばれないクラリス」
「アシタカと共に暮らせないサン」
「トンボと付き合うかわからないキキ」
のような幸せの不在だ。
よく見ると宮崎アニメに【男社会を変えろ】のテーマはない。
男尊女卑の国で、例外的に女性が強い箇所にピントを合わせるだけだ。
例外的な女海賊ドーラ、例外的な峰不二子、例外的なエボシ、
彼女たちは「例外的に強い女性」だが…周りは？
そういう疑問や自我の目覚めを抱かせない「少女」像を求める宮崎駿は、
【もう一つの男尊女卑】であって、少女が大人へ変化するのを望まない。
一方、私は強い女性と少数人種の尊重と激烈な変化を望む。
つまりワンダーウーマンやヒットガールのような
スターシステム型のスーパーヒーロー像および
雑誌コミックやアニメの展開。
【少年】漫画に偏りがちな漫画やアニメに
「女性のスーパーヒーロー」を定着させる。
天皇と大臣と国民の階級用語を禁止し、全員を「人」に統一する。
そして日本国から「連合国」に国名を変え、国旗も変える。
沖縄や北海道が日本の一部という境界線の壊れた老害に、
まともな境界線を引き「日本は日本」の分別をつける。
また、スーパーマリオ“ブラザーズ”を
兄と弟の儒道上下なき“ブラザーズ”に定め、
プリンセス・ピーチは“プリマ”寄り、
王族の血縁や公称なき“プリンケプス”の意味を含ませ、
「王女」「姫」の漢字的日本的な意味を削る。
また、今後すべての出版物や放送や教育において、
民や兄弟姉妹や先輩後輩の上下階級用語を禁止する。
元々、世界各国に民や兄弟姉妹や先輩後輩の差別はない。
当然、国民、市民、人民、公民という誤訳を一掃する。
庶民、民主主義、自民党、民間人、農民、村民、難民という
【民（目を刺された奴隷、選挙なき下層階級）】の字を
公共と法と教育と雑誌と新聞とTVと娯楽において一掃する。
家庭内では「姉」「妹」「兄」「弟」の階級語使用を犯罪とする。
中華の儒道や老荘思想や道教を許されざる悪として教育し報道する。
学校では「先生」「先輩」「後輩」「目上」「目下」の階級語を
犯罪かつ悪として伝える。
誤訳の社会を「友追(トモオイ)」に直し、誤訳の会社を「同釜(オナカマ)」に直し、
誤訳の社長を「前座(マエザ)」に直し、大統領や学長も「前座(マエザ)」に直す。
同釜(オナカマ)での「先輩」「後輩」「上司」「部下」「課長」「部長」などの
階級語使用を犯罪とし禁止し査察する。
国やニュースやカンパニーやアニメの中に民や兄弟姉妹や先輩後輩や先生など
極東だけの差別用語を残していれば、当然何もかもがおかしくなる。
イコールやライトは民や兄弟姉妹や先輩後輩や先生とは決して両立しない。
日本人や中国人は世界に民や兄弟姉妹や先輩後輩や先生が無いことを隠蔽してきた。
日本人も中国人も、「人(支配する側)」と「民(支配される側)」が違うことを隠す。
孔子や孟子は「人が民に知識を与えて支配する」の人民不平等に基づく。
老子や荘子は「人が民に知識を与えず支配する」の人民不平等に基づく。
また儒も道も「輩を兄弟姉妹の上下に引き裂く」の同輩不平等に基づく。
極東の法やニュースや教育やアニメで、民や兄弟姉妹や先輩後輩の極東不平等を
言語化し説明したことはない。これらが西洋や中東にないと伝えることは、
自国や極東の異常さを明らかにし愛国を不可能にするからだ。
だがその隠蔽は子供向けの絵本や家族向けアニメにも悪質な洗脳が及ぶ。
エヴァもジブリも民や兄弟姉妹や先輩後輩や先生の差別用語を核とした老害だ。
宮崎駿は隠蔽しているが、西洋&中東の神や神々や【自然】は、
兄弟姉妹の上下なき神や神々や【自然】だ。兄弟姉妹はない。
宮崎駿は東洋の【自然が不自然】で兄弟姉妹の階級を含むと言わない。
特に蝦夷（アイヌ）のアシタカもまた兄弟姉妹の不自然な不平等に
基づくことを念入りに念入りに隠蔽している。
アシタカ“ヒコ”とカヤは兄妹ではないが、日本神話と同じ習慣で、
アシタカがカヤに「兄(あに)様」と呼ばれる(婚約者の関係)。
カヤがアシタカに渡した小刀は一生の貞操の誓いであり、すでに
カヤはアシタカとセックスして妊娠している（確定事項）。
その後、アシタカは小刀をサンにあげてしまうが、それは
すでにアシタカがサンとセックスした後のことだ。
カヤには一生貞操を守らせ、自分はサンとセックス！
たたら場の妻さえ寝取りかねないアシタカ。
一見、日本人と異なる蝦夷を描いているようで、
中身は日本的な男尊女卑を何層ものオブラートに包んである。
本当はアシタカ“ヒコ”や“ヤマト／エミシ”に悪質な隠蔽があるが省略する。
アシタカがクソ野郎とは、アシタカが日本的不自然の男尊女卑に基づき、
「西洋や中東はブラザーシスターに上下がない」を隠す装置だからだ。
【すべて不自然な兄弟姉妹に基づく歪んだ自然観】を持つと語る。
「階級なき自然の中で生きる」は縄文人にすら見られない。
バイブルは兄弟姉妹の上下なく、民の語もなく、
だが日本人や中国人が「聖書の兄弟姉妹と民と王の否定」を
正直に語るはずもない。翻訳や教育や報道やアニメで隠蔽する。
庵野秀明は『新世紀エヴァンゲリオン』でバイブル的なものを
語るフリをしているが、兄弟姉妹や民や王の否定はまるで無い。
旧約聖書で神＝父は3回しかなく、神と誤訳されている内の
2,000語以上は神々だ。
“神々は自分たちの姿に似せて、男性と女性とアダムをクリエイトした。”
“神々は《彼らを》祝福して名をアダムと呼んだ。”
つまりバイブルの神々は、男性と女性とアダム（両性）を合わせ持つ。
ニューヨークの自由の女性像は「神々の似姿（の女性側面）」だ。
いわゆる「父なる神」は日本的な勘違いであり、さまざまな価値観を
受け入れなければキリスト的な「父」は全く意味不明だ。
本当のバイブルに近づいた世界観なら、アダムは両性であり、
神々は男性かつ女性かつ両性で、「父なる神」ではない。
「エヴァンゲリオン（イヴの巨人）」という母親もどきも、
神々の似姿たる自由の女性像からはかけ離れている。
碇シンジがヒーローでも主人公でもないクソ野郎とは、
そういう神々の真実に全くたどり着かない脇役ボーイだからだ。
宮崎アニメには自然がない。
エヴァにはアダムとイヴがない。
アシタカや碇シンジはヒーローではない。
